スーツケースのベルトにTSAロックは必要?

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実際のところどうなんでしょう?

 

アメリカ旅行の際に、TSAロック付きのスーツケース、
もしくはTSAロックの付いたスーツケース用のベルトが必要なのでしょうか?

TSAロックベルト

「総合旅行業務取扱管理者資格」を持つ、私タックがお答えします。

 

TSAロック・・・本当に必要?

ズバリ、

必要ではないですが、付いていてもイイかも。

 

って全然ズバリじゃないっすね・・・

 

その理由について、これから説明させて頂きます。
 


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TSAロックが付いているから壊されないわけではない

米国領土発の預入れ荷物のセキュリティチェックのルールを話しておきます。

TSAロックとは?

2005年に起こった9.11事件以降、
米国領土発の預け入れ荷物のセキュリティーチェックが厳しくなり、
検査に関する権限もそれに伴い強くなりました。

TSAロック

(TSAロックの画像 画像転用元:Wikipedia)

 

どういうことかというと、

通常は、X線などでチェックをしているわけですが、
スーツケースなどの中身を直接検査する必要があると判断された場合には、
検査官はスーツケースなどの鍵を勝手に壊して
中身を見ることが許されています。

 

なので、
鍵を掛けてスーツケースを預けたはいいが、
飛行機が到着して自分のスーツケースがターンテーブルから出てきたと思ったら、
透明なラップのようなものでぐるぐる巻きになっていて、
鍵は壊されており、
中には、検査をした旨のレターが入っているということがまれに起こるようです。

その際に、TSAロックが付いていれば、
検査官は、TSAロックの合鍵を持っているので、鍵を壊されずに
中を検査してくれる。

というのが一般論です。

 

引用元:Wikipedia

 

TSAロック(ティーエスエーロック)とは、アメリカ国土安全保障省の運輸保安庁 (Transportation Security Administration) より認定を受けた、旅具等に備えられた施錠機構の総称である。「赤い菱形(TravelSentry 社製)」または「赤い松明(SafeSkies 社製)」のマークが付いている。

が、しかし、

物事には常に例外というものがございまして・・・

TSAロックには鍵のパターンが10種類ほどあるのですが、
その合鍵を検査官が持っていない場合などは、
たとえTSAロックが付いている、スーツケースやベルトでも
鍵を壊してしまうことがあるそうです。

こんなことが起こってしまう可能性があるなら、
わざわざTSAロック付きのスーツケースやベルトを購入する必要があるのか?

TSAロック2

という話になってしまいますよね。

 

結局のところはこれがベスト?

私が考えたベストの方法です。

 

それは、

 

スーツケースには鍵を掛けずに航空会社に預けて、
(スーツケースが開いてしまうのが心配なら、ベルトぐらいはする。)

貴重品や薬など、大切なものは絶対にスーツケースに入れないということです。

 

だってせっかくTSAロック付きのものを購入しても
壊されてしまうかのうせいがあるなら、
最初から鍵を掛けなければイイわけでしょう?

 

鍵か掛かっていないとセキュリティ上心配という人は、
ご心配なく。
スーツケースの鍵程度のものは、セキュリティというよりは、
なんとなくの安心感程度のものでしかありませんから。

怖そうと思えば誰にでも簡単に壊して中の物を取り出すことが出来ちゃいます。

 

別に法律で、鍵を掛けてはいけないわけでも掛けなくてはならないわけでもないんですから、
スーツケースには鍵は掛けず、スーツケースが開いてしまうのが心配でしたら、
ベルトだけをスーツケースに巻くだけで良いのではないでしょうか?

 

それが嫌なら、
最悪の場合を考えて、鍵付のスーツケースで鍵を掛けて預ければ良し・・・

 

実際のところ、
どの位の確率でスーツケースの中身まで検査されるのかというと、
それは分からないのですが、

めったにそんなことには遭遇しないという説と、
そうはいってもちょくちょく鍵を壊されている説が交錯しているので、
正確なところは分かりません。

 

さて、
この記事を読んで、あなたはどうしますか?

 

どうするかをコメントに書き込んで頂けたら幸いです。

あなたを余計惑わせてしまったとしたら申し訳ないス 笑

 

あ、あと、たまに成田発の米国行きで鍵を掛けても良いと言われたという
コメントを見かけますが、

これはあくまでアメリカ合衆国領発のフライトということになっているので、
成田発の米国行きは関係なく、
米国発の場合が該当するのだと思われます。

 

それから、スーツケースには、鍵を掛けても掛けなくても
法律的には問題は無いです。

 

最後に

最初に、「総合旅行業務取扱管理者資格」を持つ・・・
なんて偉そうなことを書きましたが、

実は私がこの資格を取得したのはもう25年ぐらい前のことで、
そのころは、資格名も「一般旅行業務取扱主任者」とか言われていました。

 

その時は、この資格のおかげで就職することができましたし、
当時は年に何回かは添乗員として仕事で海外へも渡航していました。

そうそう、
9.11の時にもNYにいたんですよ~

でもその話は長くなるのでまた今度させて頂きます~

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