毎年、夏になると、土用の丑の日や、夏バテ回復にうなぎを食べよう!
なんて言葉が行き交うようになります。
かくいう私もうなぎは大好きですが、
ここ数年のうなぎの価格の高騰と懐具合の寂しさも相まって、
まとも(?)なうなぎからは遠ざかっている次第です 笑
一般的には、
うなぎは高たんぱくで栄養分も豊富なので、
夏バテ回復に効果がある、なんて話をよく聞きますが、よくよく調べてみると
実は、そうでもないのかな~
という気がしてきたので調べてみました。
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で、よくよく調べると、夏バテ回復どころか
逆効果にもなりかねない場合もあるようで、とっても気になったので
書いておきますね。
【目次】
そもそも夏バテとは?
なぜ、うなぎが夏バテに逆効果なのか?
うなぎに含まれる栄養分
まとめ
そもそも夏バテとは?
夏バテとは一般的には、睡眠不足や水分不足、食欲不振(胃腸のはたらきの低下)など
から体がだるくなったりして体力が低下することです。
最近は、エアコンが原因で夏バテすることも多いようですね。
そして、夏バテの悪循環に陥ると、
どんどん体力が低下していってしまいます。
なぜ、うなぎが夏バテ回復に逆効果なのか?
「だから、うなぎを食べるんでしょ? うなぎには栄養がたくさんふくまれているから
体力の回復などにはもってこいなんじゃないの?」
って多くの人が思ってますよね~。
でも、ちょっと待ってください。
胃腸のはたらきが弱っているところに、
高たんぱく、で栄養価の高いうなぎを食べても、実は
胃腸に負担が掛かるだけで逆効果となりかねないので注意が必要です。
そもそも、食欲が無いのにうなぎが食べたいか?
っていう話もありますね 笑
うなぎに含まれる栄養分
「じゃあうなぎって夏バテに効果は無いの?」
ということで、
うなぎに含まれる栄養分について考えてみました。
うなぎは、高たんぱくでビタミンやミネラルなどの栄養分が
含まれています。
大体、うなぎ100gには、下記のような栄養分が含まれています。
うなぎの栄養素(食材100g当り)
・ビタミンAが5,000IU
・ビタミンEが4.9mg
・ビタミンB1が0.75mg
・鉄分が0.8mgその他に、亜鉛、カルシウムなども含まれています。
それぞれの栄養分の効果は、
・ビタミンA=体の抵抗力を高める働き うなぎには牛肉の100倍のビタミンAが含まれています。
・ビタミンE=強い抗酸化作用(老化防止など)
・ビタミンB1=疲労回復、滋養強壮
ちなみに食品の中で一番ビタミンB1が含まれるのが、豚肉で、
特に豚ヒレ肉に多く含まれ、100g中に0.98mg 。
ビタミンB1は微量でも効果があり、豚のヒレ肉を150g食べればビタミンB1の1日の必要量はクリアされるとされています。
・鉄分= 貧血を防止
こうして見ていくと、
うなぎってとっても栄養が豊富でバランスよく含まれていることが
よくわかります。
「じゃあ、夏バテ回復に効果がないにしても
夏バテ予防に効果があるんじゃない?」
ということについて、まとめて見たいと思います。
まとめ
これだけ、高たんぱくで栄養価が高いうなぎ・・・
「夏バテ予防には良いんじゃない?」
と思いました~
ただ、これも、”夏バテ予防に効果が無くもない”んじゃない・・・
程度のようです。苦笑
そもそも、土用の丑の日にうなぎを食べるようになったのも、
元々の旬が、あぶらののった秋である「うなぎ」を
なんとか夏の盛りに売りたいと
うなぎ商人に頼まれたあのエレキテルの「平賀源内」が
苦肉の策に、
「土用の丑の日にはうなぎを食べよう!」
的なキャンペーンを展開して、それが広まったとの説が根強いです。
まったく夏バテ予防に効果が無いとは言わないが、
大部分は、気分的な要素が強いようです。
「よし、うなぎを食べて頑張ろう!」
とか
「うなぎを食べたから元気が出るぞ~!」
と言った感じでしょうか。
私にいわせりゃ、
夏バテ予防に効こうが効くまいが、やっぱうなぎは美味し!
もうちっと安くならないかなぁ~
という一庶民の声をお届けして終わりにしたいと思います~